弱いなー。長いこと弱いなー。なんでだろう?なんでだろう。っていうチームですね、クリーブランドは。なんだかスター選手がいないような印象です。
でもNFLのチームなんですからレベルもトップclassですし、戦略だって他のチームに引けを取らない。フランチャイズの歴史としても古くて、フットボールの発展に大きく貢献してきたチームでもあります。
だけど、どうしてか試合自体をあまり観たいと思わない。不思議なチームです。
ブラウンズがいまいち乗ってこない理由を箇条書きに考えてみた。
①チームの名前が色って・・・。
②チームロゴがヘルメット?
③ユニフォームダサイ。チーム名だから仕方ないけどさ。
④マスコットキャラが浸透してなさすぎる。
●犬とも熊ともつかない正体不明の動物。
●特別かわいくない。
●ネットで調べても名前がでてこない。
⑤チアリーダーを画像検索すると、ジャガーズの写真がでてくるwww
↑カウボーイズ、レイブンズ、ジャガーズ、ベンガルズ・・・ブラウンズはTシャツwwww
⑥そもそもClevelandってどこだよ
⑦チケット売れなくてブラックアウト(放送停止)ありますから。
⑧フランチャイズQBが育たないで有名。2016年QBをしてたケスラーの顔が・・・。
常に虚空を見つめるケスラー。まるで禅僧のように・・・。
⑨とにかく負けてる。
2016年シーズンは、1勝15敗。あわやフルボッコかと思われたがチャージャーズ戦だけ勝てた。勝ったことが大ニュースになるNFLチームはブラウンズだけ。2017年シーズンも開幕5連敗・・・。2015年シーズンもひどくて、3勝13敗・・・・この20年間で勝ち越したシーズンは2007年と2002年だけ。
とまぁ、さんざんなブラウンズ。だけども昔はムチャ強いチームだったんです。今回はそんなブラウンズを少し掘り下げた記事を別に書いてありますので、一度読んでみてください。
オフェンスチーム主力選手
NFLリーグで最も強いオフェンスラインは、おそらくダラス・カウボーイズです。それに次ぐレベル、といって過言でないのがブラウンズのOLではないか、言われています。しかし、ジョー・トーマス以外のインテリアラインは他のチームからの移籍組ばかり。一心同体で動くラインとまではチームワークが良くないのかもしれないです。
ランで稼ぐこと、そしてパスプレイが上手なQBをゲットできれば、オフェンスチームの成績はもっと良くなってくると思います。
LT ジョー・トーマス#73
不動のLTジョー・トーマス。クリーブランドが誇る屈指のスター選手です。2006年にNFLデビュー。1巡で全体3位指名のスター選手。だけでなく、デビュー年から毎年かかさずプロボウルに選出されている、超すごいオフェンシブ・タックル。イマイチ冴えないブラウンズをしっかりと支えている素晴らしい選手ですね。
契約金額は7年80M$と、当然ながらの大型契約。2017年シーズンが終われば、新規契約を結ぶかそれとも移籍するか、そんな状態にあります。
OG ジョエル・ビトニオ #85
2014draft / 2nd round / 35th pick / ネバダ州立大学出身
4年目のビットニオ。2014年ドラフトで全体35位指名となかなかの期待を受けている選手です。15シーズン、16シーズンと怪我か故障かで半分も試合でてないにも関わらず、6年61Mドルという大型契約を結んでいます。選手としては非常に優秀なのでしょうが、とにかく試合にでてくださいませ。
OG ケビン・ジットラー #70
2012draft / 1st round / 27th pick /ウィスコンシン大学出身
犬猿の仲のベンガルズからの移籍組。2017年シーズンからブラウンズに入ってきた、まだ新参者といえます。それにしてもベンガルズからとは、非常に珍しいですね。ベンガルズ時代は5年間ほぼ無休でインテリアラインを務めています。タフで真摯な心をもっているんでしょうね。
未だプロボウルには選ばれていませんが、いつかきっとその名誉を手にする時が来るでしょう。
RB アイザイア・クローウェル #30
2014年にNFLにデビューしてから4年目のRBです。彼は名門アラバマ大学出身の選手ですが、ドラフトでは名前を呼ばれなかったドラフト外選手(Un drafted)。しかし、2016年シーズンでのスタッツは、952ydsラッシュ、平均4.8ydsを走っています。
チームの成績は1勝15敗と惨憺たるものでしたが、彼の成績は15位。メルビン・ゴードンや、カルロス・ハイドとほぼ同クラスの実績です。平均獲得ヤードはアトランタ・ファルコンズの主力RBのデボンタ・フリーマンと同じ成績。実は隠れた名選手なんです。これからの活躍に期待ですよ。
QB デショーン・カイザー #7
2017年ドラフトでの2巡指名。長らくフランチャイズQBが決まらないブラウンズにおいでなすった期待の星。ノートルダム大学出身のQBで、なかなかイケメンな選手。
HCのヒュー・ジャクソンが彼を信頼して、開幕戦から新人のカイザーにスターターを任せたものの、開幕5連敗。Week6でついに控えQBのケビン・ホーガン(彼も2年目)に代替。QBレイティングは49.8と前人未到のアンダー50を記録した裏切りの星となってしまいました。
でも大学3年時にドラフトしたので、彼まだ21歳。彼のフットボールライフはまだ始まったばかりです。勉強に勉強を繰り返し、戦略脳を練りあげ、体を鍛え上げ、素晴らしいQBになってくれることを期待しています。
TE デビッド・ニョーク#85
2017draft / 1st round / 25th pick /マイアミ大学出身
ディフェンスチーム主力選手
DE マイルズ・ギャレット #95
2017draft / 1st round /1st pick / テキサスA&M出身
テキサスA&M出身、2017年ドラフトでダントツトップの全体1位指名を獲得した超怪物級のスター選手です。オフシーズンにキャンプインしてからスグに怪我をしたようで、実はまだレギュラーシーズンでデビューしてません。
彼のカレッジ時代のプレイを観ていると本当に恐怖。タンパベイ・バッカニアーズのジェラルド・マッコイ、ヒューストン・テキサンズのジェドベオン・クローニーを足したような恐ろしさですwww
MLB ジョー・ショーベルト #53
2016draft / 4th round / 99th pick /ウィスコンシン大学出身
2017シーズンのWeek14が終わった現在、タックルランキングで2位の選手です。
FS ジャブリル・ペッパーズ #22
2017draft / 1st /25th pick / ミシガン大学出身
今年はQBを補強
今年は大型補強。ドラフト2017では主役はブラウンズでしたね。(詳しくは↓を読んで下さい)
ギャレット、アダムス、ニョーク、カイザー、この4名のルーキーが間違いなくロースター入りします。新生ブラウンズが楽しみですわ。
それにしても、ブラウンズは攻撃陣が弱い。WRを補強するべきなんでないでしょうか。ルーキーTEのニョークがどこまでパフォーマンスを発揮できるか、大きな博打でしょうね。
他チームへ移籍した名選手たち
CB ジョー・ヘイデン(ピッツバーグ・スティーラーズに移籍)
2010年にNFLデビューして以来ずっとブラウンズでした。こちらも1巡全体7位指名と無茶苦茶なスター選手。CBとしてのパフォーマンスも素晴らしく、シャットダウン・コーナーの異名をもっていました。彼も2013.2014とプロボウルに選出されています。しかしこのジョー・ヘイデン。2017年のシーズン開幕前にスティーラーズに移籍してしまいました。非常に残念。
WR テレル・プライヤー (ワシントン・レッドスキンズに移籍)
もともと大学時代はQBをしていたプライヤー。QBからWRへのコンバートはNFLではしょっちゅうあります。ペイトリオッツのWRエデルマンも、カレッジリーグではQBをしていました。
彼は2011年NFLデビュー。オークランド・レイダースから3巡指名をうけました。この時はまだQBとしてでしたが、初年度なにもできず、2年目からロースター入りするも花開かない。ドラフト時のレイダースのHCヒュー・ジャクソンはクリーブランドに移籍し、新しいHCマイク・ペティンを納得させるパフォーマンスを出せず、3年目に解雇通知を受ける。その後プライヤーは、シーホークス、チーフス、ベンガルズ、と宿替えを続ける人生を余儀なくされた。
2015年に声をかけたのが、以前のHCのヒュー・ジャクソンだった。それで彼はクリーブランドに移籍が決定。さらにQBでなくWRとしてやることを決意する。だけども彼の宿替え人生は続く。2016年シーズンでは1,000ydsを超えるパスレシーブを記録したのだが、残念ながらレッドスキンズに移籍が決定。頑張れプライアー。
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