NFL超入門!~群雄割拠の32国志演義~

アメリカで最強の人気を誇るNFL。人間を超越したNFLの名選手や、試合結果・移籍情報などのニュースを熱くレポートします!

NFLチーム紹介【8】蒼き獅子たちデトロイト・ライオンズ

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一度は聞いたことがありますねデトロイト。大工業地帯だと、中学校のときの地理で習った覚えがあります。アメリカの自動車産業の拠点であり、世界的な工業都市であったデトロイトシティですが、市全体が経済破綻した影響で今では都市がまるごと廃墟になっています。

市の負債は1.8兆円。アメリカの自治体の中でも歴史上最大の負債です。まちのあちこちに廃墟があり、街灯もほとんどついてない。廃墟化している建築物は、10万件におよぶとも言われています。

写真をみますと、もう現代の世紀末都市。北斗の拳状態のゴーストタウンにしています。

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当然ですが、デトロイトはアメリカで最も治安の悪い町です。『留学するな!デトロイト!』です。さてそんな治安のクソ悪い、しかも経済破綻の修羅の国にあるNFLチーム、それがライオンズです。

 

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基本情報 チームの歴史

 チームの歴史は古く、1929年創設。同じ町にMLBデトロイト・タイガースというチームがあり、虎に対抗してライオン。ということでライオンズになったそうだ。チームロゴは当然、獅子ことライオン。カラーはブルーとシルバーなんですが、これ「ホノルルブルー」というそうです。

スタジアムは「Ford Field」。さすがモータウンの町ですね。アメリカを代表する自動車会社フォードが40億円でネーミングライツを獲得したスタジアムです。

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チーム戦績

シーズン 勝利数 敗北数 地区順位 備考
2017 5 4 1  
2016 9 7 2 プレーオフ出場
2015 7 9 3  
2014 11 5 2 プレーオフ出場
2013 7 9 3  
2012 4 12 最下位  
2011 10 6 2 プレーオフ出場
2010 6 10 3  
2009 2 14 最下位 QBマシュー・スタフォード獲得
2008 0 16 最下位  
2007 7 9 3  
2006 3 13 最下位  
2005 5 11 3  
2004 6 10 3  
2003 5 11 最下位  
2002 3 13 最下位 4地区4チーム制度に移行
2001 2 14 最下位 3地区5チーム制度終了
2000 9 7 最下位  
1999 8 8 3 ワイルドカード
1998 5 11 最下位  
1997 9 7 3 ワイルドカード
1996 5 11 最下位  
1995 10 6 2  

1930年のチーム創設(NFL加盟)以来、「地区優勝はたったの4回だけ」と古いチームの歴史の割には残念な弱さです。しかしワイルドカードで13回選ばれて、計17回のプレーオフ出場を果たしています。しかしスーパーボウルに出場したことはなく、事実としてライオンズはそれほど強さがないチームといえます。

 上記の表のように、過去12年を振り返ってみても、そのほぼ半分の10シーズンが地区最下位。4地区制度に移行してからも、3位が6回。勝てない!という印象です。

 

 

 

現在の主要選手

QBマシュー・スタフォード

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#1 Matthew Stafford | Top 10 Mic'd Up Guys of All Time | NFL Films

2009年ドラフト全体1位指名のスター選手。現在NFL歴8年目。契約金額で言えば、歴代QBの中で史上最高値をもっているスゴイQB。しかし、ライオンズからキャリアをスタートしてからというもの、一度も地区優勝の経験がないQBだということも事実

ジョージア大学出身。ちなみにスタフォードが指名される前年のライオンズの戦績は16戦全敗の最弱チーム。うーんレベニューシェア。マシュー・スタフォードは素晴らしいパフォーマンスを出している。2009年と2010年はまだ正QBとして全試合出場していないが、2011年からフル参加。それから’11、’12と5000ydsあたりのパスを成功している。

しかし、’13あたりからパスydsが落ちてきている。今では4200〜4300あたりというところ。とは言っても、NFLQBの中では10本指に入るわけで。ライオンズの攻撃力の要といえる選手です。

 

TE エリック・エブロン#85

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全体10指名の人気選手。2014年デビューですから、今年4年目。出身はノースカロライナ大学。

全試合出場しているシーズンはなく、グロンコウスキや、ケルシーのようにパスレシーブメインのTEというよりも、3つ目の選択肢としてのTEという位置づけ。

 

OT テイラー・デッカー #68

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2016年ドラフト全体16位指名。名門オハイオ大学出身のインテリアラインマン。ライオンズがスタフォードを守るLTとして、念願かなって獲得したOT。しかしデビューseasonに肩を怪我して手術することになった。残念なことに2017年は出場が不可能になり、代理を立てる形となり、ラムズからグレッグ・ロビンソンを2018年ドラフト6巡指名権と引き換えにトレードしている。

 

OT グレッグ・ロビンソン #73

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TEのエブロンと同じ2014年ドラフト組、全体2位指名でラムズからデビュー。4年目を迎える2017年よりライオンズに移籍が決定。彼については評価がイマイチ。2016年に獲得したOTのテイラー・デッカーの穴を埋める代わりにトレードしてきた感が強い。ラムズでの仕事ぶりは、全体2位指名という期待値を感じさせないレベル。新しいHCのショーン・マクベイによって、放出ラインに載せられた選手。


RB アメリ・アブドゥーラ#21

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2015年ドラフト全体54位の選手。スターRBのいないライオンズで、ランプレイをほぼ任されている。彼以上に走れる選手が獲得できれば、ライオンズは生まれ変わるかも知れない。なにせ1試合あたり100yds以上走れた試合が115試合中7試合しかないのだから。これは1950年から振り返ってワースト記録。スタフォードが恵まれていないQBとされる最も大きな原因。

 

WR ゴールデン・テイト#15

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2010年ドラフト全体60位で、シーホークスからデビュー。カルビン・ジョンソン無き今、ライオンズのエースレシーバーである。2014年からライオンズに移籍し、現在8年目。


 

WR マービン・ジョーンズ#11

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2012年ドラフト全体166位5巡指名の選手。ベンガルズからNFLのキャリアがスタート。5年目を迎える2016年からライオンズに移籍してきた。絶対的なWRだったカルビン・ジョンソンの後釜になるかと注目されていたが、まずまずの結果を残している。2016年と今年の結果を見ていると、ゴールデン・テイトの方にエースの座を渡しているものの、ジョーンズの成績も比肩するほどである。楽しみな選手です。

 

FS グローバー・クイン #27

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2009年ドラフトで、4巡全体112位指名。テキサンズからキャリアスタート。5年目を迎える2013年にFA市場でライオンズが獲得。移籍3年目のキャリアとなる2015年ではインターセプト7回と、セーフティーの中では随一の成績を残し、「ライオンズにクインあり」と有名人になった。リーグのDBメンバーの中でも、なかなか実力のある選手。

 

CB ダリアス・スライ#23

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2013年ドラフトで全体34位指名でライオンズからデビュー。ほぼ1巡指名選手といって過言でないですよね。出身はミシシッピ大学。現在5年目となるスライ。来年の契約更新はどうなるのだろうか。

 

LB ジャレッド・デイビス#40

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2017年ドラフトで1巡指名、全体21位の選手。ライオンズのLBとしてディフェンスの要となってくれると期待している。フロリダ大学ゲーターズ出身。

 

DE エゼキエル・アンサー#94

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2013年ドラフト全体5位の1巡指名選手。ブリガム・ヤング大学というアメリカトップクラスの名門大学、かつモルモン教徒専門という実に珍しいところ出身。じつはアメリカ人じゃなくて、アフリカ・ガーナ出身の人。「大学でアメリカにくるまでアメフトなんか見たことない」というレベル。本当はバスケットボールするつもりで、アメリカきたのに、「お前体でかいから向いてる」と、なし崩し的にアメフトさせられて、3年プレイしただけで、NFL選手に。しかも全体5位指名。恐ろしい選手ですゾ。

 

DE アショーン・ロビンソン#91

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ドラフト2016年全体46位の人気選手。名門アラバマ大学クリムゾンタイド(紅い象さん)出身。これから益々成長期待のパスラッシャー。とにかく髭だるま感すごい。

 

過去のすごかった選手たち

WR カルビン・ジョンソン 2016年引退(現在32歳)

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神すぎるWR、彼にかかればどんなパスでもキャッチする。メガトロンと異名をもっていたライオンズの絶対エース。NFL最強のWRとしてフィールドに存在感を発揮し、ほとんど全てのプレーコールでダブルカバーされていました。恵まれた体格だけでなく、ものすごい跳躍力に加え、強烈なスピードでトリプルカバーもなんのその、ビッグプレーを連発する豪快さ。絶対に不可能とされていたジェリー・ライスの獲得距離を更新し、1964ヤードの歴代WRナンバーワン

ライオンズファンならずともカルビン・ジョンソンのプレーには多くのNFLファンが注目していました。Maddenの表紙にも選ばれたNFLを代表するスター選手でした。

2007年ドラフトで全体2位指名を受けて以来、ずっとライオンズ一筋。2010年から2015年まで毎年プロボウルに選出(計6回)されています。出身はジョージア工科大学。2016年の3月には引退決定。10年間という短い時間でした。まだ32歳くらいなので、もっともっとできるだろう!って言いたい気持ちですが、そう長いことできないものですよね。フットボールは。

 

RB バリー・サンダース 1998年引退(現在49歳)

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先程も言いましたが、それほど強くないライオンズ、バリー・サンダースは、1990年シーズンからのライオンズを自分の足ひとつでプレーオフまで引っ張り上げたすごいRBです。背番号20は永久欠番として残っています。ライオンズラインが今一つの力しかありませんでしたが、それを物ともせず、太い足からカタパルトのように加速するクイックネスで、タッチダウンをもぎ取る。ライオンズの至宝でした。

1994年から4年連続で1500ヤードを獲得するスピードスター。90年台最高のRBとして今なお語り継がれています。

ちなみに、もうひとりのサンダース、ディオンはCBでありWRです。カウボーイズのときの印象が強いので、ユニフォームが似てるバリー・サンダースとよく間違えますが、全くの別人です。

 

 

 

お待ちかね lions Cheerleaders

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